2012年10月18日木曜日

流星の撮影方法 2012

f895a3a0.jpg
写真は2010年のオリオン座流星群から
今年も秋~冬の流星群シーズンが始まりました。
以前に書いたエントリーを最新に補足・更新します


まず準備するもの
1.三脚:ある程度丈夫なものがいいでしょう
2.デジタルカメラ(できればデジタル一眼)
3.シャッターがロックできるレリーズ(リモートコントローラー)
 内臓インターバルタイマーがあればそれも利用可能です
4.防寒着必須(寒いです)

基本的な方法
1.暗くて視界の開けた場所に行きます
 事前に探して夜に下見をしておきますが、街灯等があっても背中を向ければ大丈夫な場合もあります

2.三脚にカメラをセットし、構図を決めます
 空だけでもいいですがどうせなら景色と一緒に
 流星群にもよりますが、方向は夜中ならばどこでも大丈夫です
 早い時間は東向きがいいでしょう
 カメラを向けた方向で流れるかどうかはあなたの運しだいです(;´Д`)

3.ISOは800とか1600以上、常用ISOの最高感度にセットします
 最近のCanon,Nikon機は3200や6400も大丈夫です
 許容できるぎりぎりの高isoをオススメします
 私の場合は従来iso6400を使っていましたが、今年は5Dmark3になったのでiso12800で撮影予定です。
 感度による写りの違いの一例としてこちらも参考に

4.シャッター速度優先か、マニュアルモードにします
 隆盛はほぼ一瞬で消えますので露出は出来る限り短くを基本にします
十分に暗い空ではF2.8でiso3200で20秒、iso6400で10秒を使っています
絞りは出来る限り開放としますが、星象が気になる場合は1~2段絞ったあたりを目安にします
 光害で明るい場所や月光下で撮影する場合は、絞りで調整せずにシャッタースピードで調整します
 流星はかなり暗いためとにかく明るいレンズと高isoで撮影しましょう

5.フォーカスをマニュアルにし、ピントを無限大にセットします
 ライブビューが使えれば木星などを入れて合わせます
 キットレンズなどで無限大マークがない場合は遠くの街明かりなどを目安に合わせます
 できればピントがずれないようにテープを張るとベターです

6.連射モードにします
 Nikonなど連写制限がある場合は、インターバルタイマー撮影にします

7.ノイズについて
 カメラで処理するか、後処理で消す方法があります
 カメラの長時間ノイズ低減をONにした場合は、撮影間隔が空いてしまうのが難点ですが、比較的綺麗にノイズを除去できます
 後処理でノイズを消す場合は、撮影時と同じだけレンズキャップをしたダーク画像を撮影しておき、その後画像編集ソフトで「差の絶対値」等で合成します


最後にレリーズでシャッターをロックします
Nikonは99枚まで、Canonは電池切れかメモリ満杯まで連射されます
運良く映ってたら切り出しましょう


f700c2c6.jpg比較明コンポジットをすればこういう画像も作れます
ソフトは今はSiriusCompがオススメです
先に説明したノイズ処理も行えるし、動画化も可能です
その他のやり方はこれとかこれとかこれを参考に



流星撮影の微速度動画

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